【ご購入者】山形県西置賜郡 兼業農家 手塚さま

2019/07/10

福島県と隣接する山形県西置賜郡で、兼業農家を営む手塚さん。先祖代々、この地で稲作を行っており、現在は山形が誇る、つや姫、雪若丸、はえぬきを育てています。FLIGHTS-AG購入の経緯と、講習を受講されての感想をお話いただきました。

奥様から「解放されるから買ってください」

奥様、息子さんと3人で、朝5:30からラジコン動噴で、防除作業を行っていました。早朝といえども7月下旬の作業は暑く、2時間ホースを引っ張って歩くのは重労働。

「作業も大変だけど、手伝ってもらうために家族を動かすのが一番大変。体力も衰えてくるし、年々大変さは増してきました。」

息子さんは作業後に会社へ出勤。1日会社で仕事をして、また翌朝防除作業の手伝いをして出勤、の生活でした。

3〜4年前、ドローンをテレビで見かけるようになり、農作業が楽になるなら、ドローンを使ってみたいと思っていた手塚さん。でも1機200〜300万円するドローンでは、採算が取れず断念。一般農家が買える、手軽な価格帯の農薬散布ドローンがないかずっと探していたそうです。たまたまインターネットで検索していたところ、78万円の価格で農薬散布ドローンFLIGHTS-AGが出てきました。

「ヤッター!と思って、すぐ電話で問い合わせしました。」

問い合わせをして、使いたい機能やスペックは納得出来たそうですが、低価格とは言え、本当に採算が取れるだろうか、と悩んだ手塚さん。ご家族にも相談しました。すると奥様から、

「解放されるから買ってください。」

その言葉を聞いて、FLIGHTS-AG購入を決断した手塚さん。家族も大変な思いをして、毎年防除作業をしていたんだと改めて実感したそうです。また、動噴での作業時、風下にならないようにしているものの、ホースの先を持つ人には、農薬がかかってしまうため、病気も心配だったと言います。

息子さんと一緒に練習中

ラジコンの操縦もドローンも初めて

FLIGHTS-AGを操縦するのに免許は必要ありませんが、講習の受講と国土交通省への飛行申請手続きを必須としています。ラジコンの操縦経験もドローンももちろん初めての手塚さんは、講習受講前に、トイドローン(重さが200g以下の小型ドローン。航空法の対象外。)を使って、ドローンの操縦練習をしたそうです。

講習では、ドローンが関わる法律である航空法や、農薬散布ドローンの仕組み・特徴、散布にあたっての準備・安全確認、使用できる農薬など、農薬散布ドローンを正しく、安全に使っていただく上で必要なことを全て学びます。その上で、ドローンを使っての操縦講習になります。

「受講する前は、ドローンをやる上での危機感はありませんでした。でも講習を受けて、操縦を一つ間違えれば、人や自分を傷付ける可能性があるものだと認識しました。操縦中はもちろん、飛行前の安全確認もきちんと行い、気を付けて使います。」

講師を務めたFLIGHTS堀内からは、

「トイドローンできちんと練習されていたのが、講習最初の操縦を見てすぐわかりました。飛行前の準備、安全確認は漏れの無いようにチェックリストを使いながらでも。操縦は繰り返しやって、慣れていくことで上達するので、練習を続けていただければ、大丈夫です。」

手塚様ご自身の圃場で講習

農業を未来へ繋いでいくために

ご近所、知り合いにも、まだ農薬散布ドローンをやっている人はおらず、この辺りをドローンが飛んでいるのも見たことはないそう。

「前に、宴会の場で、みんなで農薬散布ドローンを買うか、話題に上がったことはあったんだけど、結局購入までには至らなかった。」

共同購入の場合、経営形態が違ったり、折り合いをつけるのがなかなか難しいという実情もあるようです。

後継者がどんどん減っていて、高齢化も進んでいるため、農作業をどう効率化、機械化して、収益を上げていくことが農業の課題。周辺の兼業農家は高齢者がほとんどで、小規模農家が多いそうです。水田は、一度稲作を止めてしまうと、復田し、販売できるお米を収穫出来るようになるのに数年かかると言います。

「農業をやる人がいなくなってしまったらどうなるのか。」

手塚さんの言葉に、FLIGHTS-AGで農業に携わっている企業として身が引き締まります。未来に農業を繋いでいけるよう、ドローンが農作業の一助を担うのがあたりまえになるよう、取り組んでいきます。

2019/07/10